風のゆくえ

歩き疲れて 路地の生垣
腰を下ろす
軒まで伸びた 朝顔の葉
風にゆれてる

声を上げて 近くのチビ達
集まってくる
ぼんやり眺め 感じている
辿り着いて

君のことを いつも胸の中に抱いて
遠い町で過ぎる日々は 待ってくれず
今 君のところへ

暮れた街角には 涼みに
人が出てきて
ただ なんだか 嬉しくて
夜空 見上げる

月が昇る 今夜導かれるままに
揺れる想い 波のように音をたてて

君のことを いつも胸の中に抱いて
遠い町で過ぎる日々は 待ってくれず
今 君のところへ