いつしか花は咲き乱れる

あの日 あの時
記憶の景色は
色褪せないまま

寄せては かえす
調べは 仄かに
浮かんで佇む

夜明け前の まだ暗い空に
赤みが差す
始まるんだ どんな心にも
新しい日が

口に出せない
想いを抱えて
去りゆく 季節よ

にぎわう街角
扉を 静かに
見上げた 夜空よ

振り返らずに
いつしか花は咲き乱れる
歩き出せば
答えはきっと 風の中に

まっすぐに 続いてく
白い道
音もなく 吹く風に
揺れる木々

振り返らずに
いつしか花は咲き乱れる
歩き出せば
答えはきっと 風の中に